コラム
2024年06月01日

幸せホルモンの「セロトニン」を増やす方法とは?健康維持に役立つ習慣も併せて紹介


人間の脳では、さまざまな神経伝達物質が分泌されます。その中でも、幸福感に影響のあるホルモンがあるのをご存じでしょうか?

今回は、幸せホルモンとも呼ばれている「セロトニン」について解説します。また、セロトニンを増やすおすすめの習慣も紹介していきますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

幸せホルモンとは?

幸せホルモンとは、不安やストレスを和らげて、精神を安定させてくれるホルモンのことです。幸せホルモンが不足すると、イライラや不安感が強くなります。自律神経の働きを整える効果も期待できるため、心身の健康にとって欠かせない存在です。

この幸せホルモンは主に以下の3つの種類があります。

 セロトニン
 オキシトシン
 ドーパミン

それぞれの特徴について、次項で詳しく見ていきましょう。

セロトニン

セロトニンには、恐怖や驚きなどの感情を抑え、精神を安定させる働きがあります。セロトニンが不足すると、不安やうつ、パニックなどが起こりやすくなるほか、攻撃性が高まることもあるため注意が必要です。

また、セロトニンは女性ホルモンの分泌に大きく関係しており、特に更年期の女性の方は不足しやすいといわれているため意識的に増やす習慣を持つことが大切です。

オキシトシン

オキシトシンは、主に人との触れ合いの中で分泌されるホルモンのことです。たとえば、赤ちゃんを抱っこする、ハグをするなど、愛情を感じたときに分泌されるといわれています。また、困っている人を助けたときにも分泌されることがあり、このことから「愛情ホルモン」とも呼ばれています。

ドーパミン

ドーパミンは、喜びややりがいを感じたときに分泌されるホルモンのことです。脳の報酬系に関係しているともいわれており、このことから「やる気ホルモン」とも呼ばれています。また、ドーパミンが分泌されると意欲的でポジティブな考え方ができるようになります。

なおドーパミンが減少すると、パーキンソン病につながる可能性も考えられます。

セロトニンを増やすには?

今回ご紹介している幸せホルモンはどれも大事なものですが、この中のセロトニンには睡眠の質を上げる効果が期待でき、健康維持のためにセロトニンを増やすことに注力しているという方も少なくありません。ここからは、セロトニンを増やすのに効果的な習慣を紹介していきますので、無理のない範囲で実践してみてください。

日光浴をする

日光を浴びることでセロトニンが分泌されるようになります。日光を浴びるタイミングは、起床後30分以内が良いとされています。人によって異なるものの、1日15~30分を目安に日光を浴びるようにしましょう。

一方、日照時間が短くなるとセロトニンが分泌されにくくなるといわれています。特に、冬場になると気分が落ち込みやすいという方は意識的に日光浴を行うのがおすすめです。

適度なリズム運動をする

セロトニンはリズム運動でも分泌されるといわれており、たとえばウォーキングや咀嚼などが挙げられます。また、適度な運動を続けることや、普段の食事をよく噛んで食べるように意識することは便秘の解消にもつながります。腸の健康は脳の健康にもつながるため、自分にできるリズム運動を積極的に行うようにしましょう。

呼吸を意識する

セロトニンは意識的な呼吸でも分泌されます。特に呼吸は自律神経を整える重要な役割があるため、日ごろから意識して行いましょう。

おすすめなのは、朝起きてすぐに日光を浴びながら深呼吸をすることです。また、ウォーキングをする方であればリズミカルな呼吸を意識しながら歩いてみると良いでしょう。

セロトニンを増やして幸せ体質になろう!

現代社会はストレスが多く、自律神経のバランスが乱れがちです。緊張や不安が起こりやすく、身体が休まらない人も多いかもしれませんが、適度な運動や深呼吸を心がけてセロトニンの分泌を促し、自分の身体をいたわるようにしてください。

BME整体院は、乱れがちな自律神経のバランスを整えるための施術をメインに行っております。仕事や育児などで溜まった疲労を取り除きつつ、患者様が本来持っている自然治癒力を向上させてまいります。ストレスケアに関するご相談も随時受け付けております。セロトニン(幸せホルモン)を出す呼吸法もお伝えしますので、ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。