コラム
2024年03月01日

むくみの原因は腎臓って本当?正しい対処法を知ろう!


「夕方になると足がむくんでしまう…」という悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。足や顔など身体のどこかがむくんでしまうのは、主に水分の循環が悪くなっていることが考えられます。その原因のひとつには、腎臓の疲れが関係しているかもしれません。

今回は、むくみが起こるメカニズムと原因について詳しく解説していきますので、むくみでお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

むくみが起こるメカニズム

むくみは体内にある水分の循環が滞ってしまうことで起こります。人間の身体の約60%は水分で構成されており、3分の2は細胞内、3分の1は細胞外にあります。また、細胞外にある水分は、主に血液に含まれる水分と細胞間の隙間を埋める水分の2つに分かれているのが特徴です。

体内にある水分は、細胞や血管を通って全身を行き来し、栄養を送ったり老廃物を回収したりします。細胞内と細胞外の水分の割合が変わることは、基本的にはありません。しかし、何らかの原因で血管から細胞間に流れ出る水分が多くなると、むくみの症状が現れるようになります。

またむくみは医学的には「浮腫」と呼ばれ、「浮腫」は一般的に重い疾患の際に用いられる用語です。

むくみが起こる原因とは?

先述したように、むくみは基本的に体内にある水分の循環が滞ってしまうことで発生します。「水やアルコールなどの取りすぎでむくみが出る」という話を耳にしたことがあるかもしれませんが、基本的に余分な水分は尿として排泄されます。心疾患からくる「むくみ」もありますが、基本的には生活習慣による影響が大きいため、気になる方は次項で解説する内容をチェックしてみましょう。

同じ姿勢で過ごしている

長時間のデスクワークが多い方は、足首やふくらはぎがむくみやすくなります。同じ姿勢を取り続けていると、下半身に血液やリンパ液が溜まってしまうからです。

ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれており、下半身に集まる血液やリンパ液を流す役割があります。こまめにトイレに行く、軽いストレッチをするなど、できるだけふくらはぎの筋肉を意識して動かすようにしましょう。

塩分の取りすぎ

塩分の取りすぎもむくみの原因につながります。塩分を多く摂取すると、体内の塩分濃度を薄めるために水分が溜まってしまうからです。濃い味付けが好きな方は、むくみやすくなるので気をつけましょう。

腎臓の疲れによる影響

水分代謝には、数ある臓器の中でも腎臓が大きく関係しています。腎臓は、心臓から送り出された血液中の老廃物や塩分をろ過し、尿として排出します。しかし、腎臓の機能が低下していると大事な役割である体液調整がスムーズに行われません。

また、腎臓はストレスや冷えに弱いため、身体を冷やさないことも大切です。腎臓の冷えは腰痛にもつながります。

むくみを解消するには?

仮にむくみの症状が現れていても、水分補給を控えるのは好ましくありません。大切なのは血液循環を改善することなので、むくみが気になる方は以下の3つを意識してみましょう。

 ストレッチをする
 カリウムの多い食材を取る
 身体を締め付ける衣類を避ける

デスクワークが多い方は、仕事の休憩時間を利用して定期的にストレッチしましょう。また、塩分を取りすぎた場合は、カリウムを豊富に含む食材を積極的に取るのがおすすめです。なお、カリウムは海藻類・アボカド・バナナ・キウイなどに多く含まれます。

また、下半身のむくみが気になる方は、締め付けの強い衣類に注意が必要です。仕事の関係で難しい方も多いかもしれませんが、家で過ごすときはゆったりとした服で過ごすなど、自分にできる工夫をしてみましょう。

自律神経を整えてむくみを解消しよう

むくみは血液や水分の循環が関係しています。東洋医学では「気・血・水」と呼ばれる考え方があり、活動のもととなる「エネルギー・血液・水分」の循環がひとつでも滞ると健康にはなれません。セルフケアも有効ですが、もし改善が見られないようなら一度信頼できる整体師に相談してみてはいかがでしょうか。

BME整体院は、多くの患者様が悩んでいらっしゃるむくみの解消に効果のある施術を提供しております。さらに、お仕事中でもできる、パーソナルに沿った簡単なのに効果絶大なストレッチ法もお伝えしております。自律神経にアプローチしながら長年溜め込んだ毒素の排泄を促し、慢性的なむくみの症状の改善を目指してまいりますので、ご用命の際はお気軽にご相談ください。