自律神経
2023年01月16日

自律神経の乱れが原因で発症する症状とは?予防・改善のポイントも併せて解説


自律神経の乱れはあらゆる症状を引き起こします。頭痛・動悸・イライラ・不安感など、原因不明の症状は自律神経失調症かもしれません。

今回は、自律神経の乱れがどのような症状を引き起こすのかを詳しく解説します。また、簡単にできる予防法も紹介していきますので、お悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

自律神経の乱れが原因の症状とは?

自律神経の乱れが引き起こす症状は「自律神経失調症」と呼ばれています。自律神経が正常に機能しないことで現れる症状であり、誰でも起こり得るのが特徴です。

この自律神経には、活動を優位にさせる「交感神経」と、休息を優位にさせる「副交感神経」の2つがあります。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、さまざまな症状が現れます。また、自律神経失調症の症状には、大きく分けて「身体的な症状」と「精神的な症状」の2つがあり、これらが合わさって現れることも珍しくありません。

身体的な症状

身体的な症状は多岐にわたり、主に以下のような症状が現れます。

 頭痛
 動悸
 息切れ
 めまい
 のぼせ
 立ちくらみ
 下痢や便秘
 冷え
 全身のだるさ
 眠れない
 疲れが取れない

上記の症状は個人的な感覚になるため、周囲から理解してもらえないことも珍しくありません。また、自分の身体が思うように動かないストレスが精神的な症状につながることもあります。

精神的な症状

精神的な症状として、主に以下のようなものが挙げられます。

 情緒が不安定になる
 意欲がわかない
 パニック症状
 イライラ
 不安感
 うつ症状

上記のような症状は、人間関係のトラブルにもつながりやすく、症状によっては社会活動が制限されてしまいます。たとえば、朝起きることができず出社できない、バスや電車に乗るとパニックになるなどです。

自律神経失調症とうつ病の違い

自律神経失調症とうつ病はよく似ています。身体や精神に現れる症状には、どちらも大きな違いはありませんが、2つに共通するのはストレスが原因になって発症するということです。

たとえば、仕事のプレッシャーで家に帰っても休めた気がしない人は、交感神経優位の状態が続きます。これでは副交感神経の方に切り替わらないため、眠りが浅くなり、朝も気持ち良く起きられません。この状態が続くと脳と内臓にストレスがかかり、何かしらの身体症状につながります。

このように自律神経とメンタルは、両方が正常で初めて健康な身体に近づいていきます。ストレスが多く、最近休めていないと感じている方は、自分の身体と向き合ってみてはいかがでしょうか。

自律神経失調症にならないためには?

自律神経失調症を防ぐには、ストレスへの影響を減らすことです。しかし、外部からのストレスを完全になくすことは難しく、いかにリセットできるかがカギとなるので、普段の生活では以下の3つを意識してみましょう。

 規則正しい生活をする
 栄養バランスの良い食事を心がける
 寝る前にテレビやスマホを見ないようにする

現代社会は、特に交感神経が優位になりやすい環境だといわれています。テレビやスマホの光や食べ物による刺激など、何気ない行動が休息の質を下げていることも少なくありません。

規則正しいを送る際には、例えば、午前10:00までにカーテンを開け、日光を浴びると良いでしょう。メラトニン(睡眠ホルモン)を調節できます。自律神経のバランスを整えるには、意識的に呼吸するのも有効です。呼吸も吐ききるような深い呼吸を意識することで、日々の生活を改善できます。

栄養バランスの良い食事を摂るうえでは、時間帯も重要です。午前中に、タンパク質(卵など)、脂質、糖分をしっかり摂ると良いでしょう。糖分は砂糖や砂糖を含む食品ではなく、果物から摂取しましょう。

自律神経を整えて健康な身体を目指しましょう

自律神経を整えるには、内臓と脳の健康が欠かせません。これは「腸脳相関」と呼ばれており、内臓がストレス状態だと脳にもストレスがかかっているという考え方です。まずは脳と内臓を整えて、自律神経に関わる不調を改善していきましょう。

BME整体院は、自律神経のバランスを整えることに特化した施術を提供しております。またホルモンバランスの乱れも自律神経を整える事が必要です。当院では、脳とお腹の両方にアプローチし、健康的な身体へと導いてまいりますので、ご用命の際はお気軽にご相談ください。