自律神経
2023年04月01日

自律神経の乱れは姿勢が関係している?呼吸を意識してバランスを整えよう


身体に起こるあらゆる不調は自律神経が関係しているといわれています。自律神経が乱れる原因は主な原因は疲労やストレスといわれていますが、姿勢が関係しているのをご存じでしょうか?

姿勢の乱れは呼吸を浅くするため、身体に十分な栄養が行き渡らなくなります。悪い姿勢はあらゆる不調へとつながるため、呼吸を整えることが欠かせません。今回は、自律神経と姿勢の関係について解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひ最後まで読んでみてください。

姿勢の悪さと自律神経の乱れの関係性

自律神経と姿勢は密接な関係があります。なぜなら、姿勢の乱れは内臓の圧迫や身体の硬さなどにつながるからです。また、内臓や特定の筋肉にストレスがかかっていると交感神経が優位になり、この状態では疲れも取れにくいため、悪い姿勢が定着する可能性が高まってしまいます。

悪い姿勢が自律神経の乱れにつながる理由は、大きく分けて3つあります。

 血行が悪くなる
 毒素が溜まりやすくなる
 呼吸が浅くなる

どれも見逃せない大事なポイントなので、次項で詳しく解説していきます。

血行が悪くなる

悪い姿勢を続けていると血行が悪くなります。たとえば、猫背気味の人は首や肩、腰の筋肉に大きな負担がかかっている状態であり、筋肉疲労が起こりやすくなります。また、血流が妨げられると冷えの原因にもなるため注意が必要です。

毒素が溜まりやすくなる

姿勢が悪いと毒素が溜まりやすくなります。特に猫背の状態は内臓が下垂しやすく、便秘の原因になるからです。また、肝臓の解毒機能も低下するため老廃物が溜まりやすく、放置すると腎機能も低下し足や顔がむくんでしまうおそれがあります。

呼吸が浅くなる

猫背気味の人は、肋骨周りが圧迫されて呼吸が浅くなりがちです。前かがみの姿勢は肺が押しつぶされるような形になり、十分な空気を取り込めません。特にマスクをした状態だと酸欠に近い状態になり、より疲れやすくなります。

自律神経を整えるには呼吸が大事

自律神経と呼吸には深い関係があります。たとえば緊張を解こうとする際、深呼吸をして心を落ち着かせるという人は決して少なくありません。呼吸は緊張とリラックスをコントロールできる動作であり、意識的に呼吸を行うことで、交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態に切り替えることができるのです。

また、呼吸には、「一次呼吸」と「二次呼吸」の2つがあります。「一次呼吸」とは、「開く・閉じる」「伸びる・縮む」など、頭蓋骨や身体全体で起こる規則的な動きのことで、脳脊髄液を循環させるための重要な役割があります。なお、脳脊髄液とは、脳の発達や栄養を与える大切な働きを持つ体液であり、これが滞ると生命機能が低下してしまうため注意が必要です。

一方、「二次呼吸」は一般的な肺呼吸のことです。意識して呼吸を行うことで、自律神経の働きが少しずつ改善されていくようになるでしょう。

姿勢を整えるためには?

すでに姿勢が崩れているような方は、意識したときは治ったとしてもすぐに戻ってしまいます。そのため、まずは自分の身体にどんなクセがあるのかを理解しましょう。何となく姿勢が悪いと感じていても、どこが原因なのかは自分ではなかなか気づけません。

猫背以外にも、巻き肩・反り腰・側弯症など、第三者からチェックしてもらわないと判断しにくい姿勢もあります。自分の姿勢やクセを知りたい方は、プロにチェックしてもらうのがおすすめです。

自律神経を整えるには良い姿勢から!

悪い姿勢は内臓の圧迫につながり、自律神経の乱れを引き起こします。自律神経を整えるには呼吸が有効なため、正しい姿勢を知ることから始めましょう

「良い姿勢」と言った場合、背筋をまっすぐにして胸を張る姿勢をイメージしますが、「ストレートスパイン」や「反り腰」の原因になります。日本人の場合、後ろ重心で生理的な湾曲がある適度な丸みの背中が良いとされています。良い姿勢は呼吸も整います。

BME整体院は、スマホ首(ストレートネック)、О脚、外反母趾、猫背の改善や側弯症などの症状に効果的な施術を提供しております。姿勢は慢性的な症状や自律神経の症状にも関わっているため、自然治癒力のアップにも期待できます。外見の美しさだけではなくご自身の健康にもつながりますので、姿勢に関するお悩みがございましたら気兼ねなくご相談ください。