自律神経
2023年01月05日

自律神経が乱れる原因とは?不調を感じたときの対策をご紹介


人の身体には多くの神経が張り巡らされています。その中でも内臓の働きをコントロールしてくれているのが自律神経であり、この自律神経の働きが乱れるとさまざまな症状が生じるようになるため注意が必要です。

そこで今回は、自律神経が乱れる原因や対策について解説します。自律神経は健康な身体には欠かせない機能なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

<h2>自律神経とは?</h2>

自律神経は、心身の健康を保つために内臓の働きをコントロールしています。食べ物から摂取したエネルギーの代謝や体温調節など、自分の意思とは関係なく24時間働き続けています。また、この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、それぞれ交互に働いているのが特徴です。

交感神経

交感神経は日中に活動するためのエネルギーを生み出す神経のことで、主に血圧・心拍・体温を上げる働きがあります。そのため筋肉も緊張しやすくなり、仕事やスポーツなどのパフォーマンスを向上させます。

例えば、車でいうと「アクセル」です。朝、目覚めた時点では「交感神経優位」ですので、「アクセルON」の状態と言えます。

副交感神経

副交感神経は主に休息をサポートする神経であり、夕方から夜間、リラックスしているときに優位に働きます。交感神経とは逆に血圧・心拍・体温を下げる働きをするのが特徴で、筋肉も弛んだ状態になり、入眠しやすい状態になります。

副交感神経を、車で例えると「ブレーキ」です。体内では「休める」方向の神経になります。また食中や食後は副交感神経優位になり、体内では消化吸収モードになります。

自律神経が乱れる原因とは?

自律神経が正常であれば、日中は身体が活発に活動し、そして夜は溜まった疲労を取り除くために休息するという良いリズムが保たれます。しかし、何らかの影響で自律神経の乱れが生じると、このようなサイクルがうまく回らなくなってしまいます。

自律神経の乱れの原因は、大きく分けて以下の3つです。

 生活習慣の乱れ
 ストレスによる影響
 生活の乱れ

上記3つの原因について、詳しく見ていきましょう。

生活習慣の乱れ

自律神経の乱れは、日々の生活習慣と大きく関わっています。たとえば、夜更かしや昼夜逆転の生活などには注意が必要です。

また、寝る前にスマホを見るような行動も脳を興奮させる原因のひとつです。そして、夜遅くの食事やアルコールの過剰摂取なども交感神経を優位にしやすいので気をつけましょう。

ストレスによる影響

自律神経は仕事や育児などで生じるストレスの影響を受けやすいのが特徴です。特に仕事のプレッシャーや不安などは緊張感を高め、交感神経が優位になります。また、人間関係の悩みを抱えやすい人やイライラしやすい人も自律神経が乱れやすいといえるでしょう。

生活の乱れ

生活の乱れとも呼ぶべきよくない習慣があると、自律神経が乱れる原因になります。特に「ながら食事」には注意が必要です。「ながら食事」とは、「テレビやスマホを見ながらの食事」や「歩きながら食事」「走りながら食事」など、活動を行いながら食事を行うことです。

活動を行いながらの食事は交感神経優位となります。消化に適した副交感神経優位の状態で無くなるので、消化吸収が妨げられます。例えば、忙しい朝だからといって、急ぎ慌てながら食事をすると自律神経が乱れた状態になるため、消化吸収に悪影響です。

自律神経を整えるには?

自律神経を整えるには、交感神経と副交感神経の切り替えを妨げないことです。以下に挙げる3つのポイントを意識して生活することで、自律神経の働きが徐々に改善されていくようになります。

 腸内環境を整える
 適度な運動をする
 リラックスする時間を持つ

腸内環境が整っていないと、脳がパフォーマンスを発揮できません。特に便秘の状態が続いていると、不安や嫉妬などのネガティブな思考が浮かびやすくなるので、食物繊維を積極的に取るなどして腸内環境を良くしていきましょう。食べる順番に注意して、一口20回以上よく噛むと消化の助けとなり腸内環境にもいい影響を与えるでしょう。

また、適度な運動も自律神経を整えるのに役立ちます。特に、夕方から就寝3時間前の運動は快眠につながりやすくなるのでおすすめです。運動中の呼吸は止めずに、「吐く」「吸う」を意識して行いましょう。

なお、仕事が忙しくてしっかり休めていないという方は、ゆっくりと深呼吸するだけでも自律神経には良い影響が生まれます。ほかにも、湯船に浸かったり好きな香りのアロマを焚いたりするなど、意識的にリラックスする時間を作ってみましょう。さらに、食事の休憩は必ず取るようにしましょう。数分だけでも良い影響があると考えられます。

脳と腸を改善して自律神経を整えよう

過度なストレスや生活習慣の乱れは自律神経の乱れに直結します。毎日忙しい生活を送っていると、自分自身のケアをつい後回しにしてしまいがちです。若い頃は影響が少なかったとしても、そのしわ寄せが大きな不調を招くこともあるので、体調が悪いときは無理をせず休養を取るようにしてください。

ストレスなどで頭が「いっぱいいっぱい」の状態だと、お腹へのストレスへとリンクしてしまい良くない影響があります。内蔵の機能低下につながり、慢性的な症状を引き起こします。

BME整体院は、仕事や育児などの疲労やストレスで乱れがちな自律神経のバランスを整える施術を提供しております。身体に現れる症状は自律神経の乱れからきていることが多いため、慢性的な症状にお困りの方は気兼ねなくご相談ください。