首痛や肩こりがあると、仕事や家事にも集中しづらいうえに、慢性的な疲労感が続きます。できれば根本的に解決して、すっきりした日常を送りたいと思うのが心情ですが、そもそも首痛や肩こりはなぜ起こるのでしょうか？今回は、首痛や肩こりが発生する主な原因や具体的な解消方法について解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてください。
首痛・肩こりが起こるメカニズム
首と肩の周辺の筋肉は常に重い頭や腕を支えています。普通に立っているだけでも絶えず一定の負荷がかかっており、この状態が続くと筋肉が硬くなって血管を圧迫します。これによって血行不良の状態になると、筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなり、さらに筋肉が硬くなって首痛や肩こりが発生するようになるのです。
また、末梢神経が傷ついたときも同様に首や肩の痛みの原因となる場合もあるため注意が必要です。
首痛・肩こりが起こる原因は？
首痛・肩こりが起こる原因として、主に以下のようなものが挙げられます。
● 生活習慣
● ストレス
● 加齢
● 病気
上記4つの原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
生活習慣
首痛・肩こりの原因で最もメジャーなのが日々の生活習慣です。以下のような生活習慣は、血行不良や筋肉の減少、自律神経の乱れを引き起こし、やがて首痛・肩こりを発生させます。
● 姿勢の悪さ
● 運動不足
● 眼精疲労
● 冷え
上記の中でも特に気をつけたいのが睡眠時や日中の姿勢です。たとえば、身体に合わない寝具を使っていると、首に無理な形で体重がかかる姿勢になり、首痛・肩こりの原因になります。また、スマホを使う時間が長い人は下を向いていることが多く、「ストレートネック」と呼ばれる首の前弯がない状態になってしまうおそれがあります。
ストレス
首痛・肩こりとストレスには大きな関係があります。精神的なストレスがかかると身体がこわばり、筋肉の緊張が続いてやがて痛みが生じます。また、ストレスは自律神経にも影響をおよぼすため、交感神経が優位な状態になって血管が収縮し、血行が悪化するのも原因のひとつです。
加齢
背骨の間には、椎間板という衝撃を和らげるクッションの役割を持っている構造物があります。しかし、加齢などの影響で椎間板がつぶれてしまうと、これまで和らげられていた衝撃が身体に直接伝わるようになり、これによって首痛や肩こりが起きてしまうことも少なくありません。また、50歳前後に現れる肩の痛みでよく知られるのが「五十肩」で、これは肩関節を取り巻く腱の組織の老化により起こる痛みとされています。
病気
首痛や肩こりは病気の症状である可能性もあります。肩痛や肩こりを引き起こす病気の例は以下のとおりです。
● 頚椎椎間板ヘルニア
● 変形性頚椎症
● 頚椎症性脊髄症
● 脳動脈瘤
● 狭心症
● 心筋梗塞
● 糖尿病
● 高血圧
● 胆石症
内科系の病気の場合、ほかの症状も併発しているかどうかが診断の目安のひとつとなりますが、もし判断が難しいようならなるべく早めに病院にかかるようにしましょう。
首痛・肩こりを解消する方法
首痛・肩こりがひどいときは、以下の方法を実践して少しでも症状を和らげるようにしましょう。
● マッサージ
● 身体を温める
● 運動
● ストレッチ
首痛・肩こりの多くは血行不良によって発生するといわれています。そのため、マッサージや入浴、運動などによって血流を促進させ、痛みを緩和するという方法を実践するのが一般的です。また、ストレッチを行って筋肉の緊張をほぐし、姿勢のバランスを整えることも効果的です。
首痛・肩こりと自律神経の関係
首痛・肩こりと自律神経には大きな関係があります。この自律神経は、身体を活発に動かす交感神経とリラックスする副交感神経の2つに分かれています。自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位の状態が続くと、絶えず身体が緊張状態となって疲労が溜まったままとなり、首痛や肩こりが発生してしまうことも珍しくありません。
このような場合、めまいや倦怠感といったほかの症状が現れていることも多いので、首痛や肩こりの解消を目指すなら自律神経を整えることも頭に入れておくと良いでしょう。
全身を整えて首痛・肩こりを解消しよう
首痛・肩こりの原因には、主に日々の生活習慣やストレス、加齢や病気などが挙げられます。そのため、毎日の生活の内容を振り返り、自分に合った対策を考えて実践することが重要です。また、自律神経の乱れによって首痛や肩こりが発生していることも多いので、症状の改善が見られないときは一度身体の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
BME整体院では、自律神経のバランスを整えることに特化した施術メニューをご用意しております。たとえば、「脳活整体コース」では顔や頭に軽い刺激を入れて脳を活性化させ、「セロトニンホルモン」の分泌を促しリラックスした状態へと導きます。首痛や肩こりの改善に効果がある施術となっておりますので、『慢性的』『どこに行っても効果がない』方、ご連絡ください。