コラム
2024年01月05日

冷え性を解消するのに効果的な方法は?心がけたい生活習慣も併せてご紹介


慢性的な冷え性に悩んでいる人は意外と多いものです。冷え性を根本的に解消したいなら、まずはそのメカニズムを知る必要があります。今回は、冷え性の原因と内側から整える解消方法について解説していきますので、身体の冷えにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

冷え性とは?

冷え性の代表的な症状は、「四肢(手足)末端」「下肢(脚)」「腹部(お腹)」部分の冷えです。特に下肢や腹部の冷えは、PMS、便秘、腰痛、悪性腫瘍増加、諸々とすべての疾患に関与するため見逃せません。冷え性が起きている時、体は主に以下のような状態にあります。

 呼吸がしっかりできていない
 血液の循環が悪い
 姿勢が悪い

これらの体の状態になる原因をさらに詳しく解説していきます。

冷え性の主な原因は?

冷え性の原因には、主に以下の3つが挙げられます。

● ホルモンバランス
● 運動不足
● 冷たいものの取りすぎ

上記3つの原因について、詳しく見ていきましょう。

ホルモンバランス

ホルモンバランスの乱れは血行の悪さを招き、冷えの原因となります。特に女性は月経によりホルモンバランスが乱れやすく、筋肉量も少ないため血行が悪くなりがちです。また、生活習慣による自律神経の乱れも血行を悪くし、冷えの原因を作ります。

運動不足

身体を温める代謝機能は筋肉と密接な関係があります。そのため、運動不足によって筋肉の機能が低下すると冷え性になりやすいです。特に、あまり動かさない部分の筋肉は冷えやすく、デスクワークで長時間座っている人であれば下半身の冷えに注意が必要です。また、運動不足の人は筋肉量の不足により、正しい姿勢が保ちにくいことも血液の滞りからくる冷えの原因となります。

冷たいものの取りすぎ

夏に冷たいアイスをたくさん食べることが習慣になっている人も注意が必要です。また、夏野菜や海藻なども身体を冷やすので、食事面での管理も重要といえます。

冷え性にも異なるタイプがある

冷え性にも異なるタイプがあり、タイプごとに原因と対処法は異なります。

● エネルギー不足タイプ
● 循環不足タイプ

上記のように、主に2つのタイプに分けられるのでここから詳しく解説していきます。

エネルギー不足タイプ

体力が不足していて、身体を温めるための熱が作り出せず冷えるのがこのタイプです。エネルギーにするための栄養が不足しているため、これまでの食生活を一度見直しつつ、睡眠や休息を積極的に取る必要があります。

循環不足タイプ

身体の循環が滞っているために、熱を身体の隅々に運べず冷えるのがこのタイプです。身体の機能をコントロールする自律神経が過度なストレスや環境の変化などにより乱れると、循環の効率が悪くなります。このタイプの場合、身体のバランスを整えて安定させることが必要です。

冷え性を解消するおすすめの方法

ここからは、冷え性を解消するのにおすすめの方法を紹介していきます。

● 身体を冷やさない服を着る
● 湯船に浸かる
● 運動する
● 身体を温める効果を持つ食材を取る
● 姿勢を正す

どれも大事なものなので、できそうなものから試していくようにしてください。

身体を冷やさない服を着る

冷え性の人は、冬場の服装に気をつけるのはもちろん、夏でも身体を冷やさないよう意識することが重要です。薄手の服を重ね着するなどして、気温や室温に合わせて調整しやすいよう工夫しましょう。また、汗をかいたままにしていると身体が冷えるため、吸水性の肌着を着るのも効果的です。

湯船に浸かる

湯船にゆっくり浸かることで、徐々に血行が改善されていくようになります。このとき、38〜40℃くらいのぬるめのお湯で15~20分ほど湯船に浸かるのがおすすめです。また湯船に入れないときは、足湯でふくらはぎを温めるだけでも身体全体の血流を良くできます。

運動する

冷え性の原因のひとつに「筋肉量の不足」が挙げられるので、適度な運動をして筋肉をつけるようにしましょう。特にふくらはぎの筋肉は下半身の血液を心臓に押し戻す役割があり、「第二の心臓」とも呼ばれています。そのため、下半身の冷えに悩んでいる方はふくらはぎの筋肉を集中して鍛えると効果的です。

身体を温める効果を持つ食材を取る

冷え性の人は、冷たいものを避け、身体を温める食材を中心に取るのがおすすめです。たとえば、冬野菜や根菜類、発酵食品などは身体を温める効果があります。

また、バランスの良い食事を心がけることが基本ですが、手軽に栄養を摂取できるサプリメントを使うのも有効です。また、いつでも温かい飲み物が飲めるよう、マイボトルを持ち歩くのもおすすめです。

姿勢を正す

姿勢の悪さは血行不良を招き、冷えの原因となります。また、正しい姿勢が取れていない人はしっかり呼吸ができていない場合も多いです。デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとることが多い人は、無意識に前傾姿勢や左右非対称な姿勢などをとっていないか注意しましょう。自分で姿勢の改善が難しい場合には、整体院を利用するのもよい方法です。

自律神経と冷え性の関係

冷え性は自律神経の乱れとも関係があります。自律神経は、血管の収縮と拡張をコントロールする役割を持っています。自律神経が乱れて交感神経が優位になると血管が収縮し、血液の通り道が狭くなって血行が悪くなってしまうことも珍しくありません。
そのため血行不良タイプの冷え性の場合、自律神経が乱れている可能性が考えられます。自律神経の乱れは冷え性だけでなく、全身のさまざまな不調を引き起こすため注意すべき症状のひとつといえるでしょう。

冷え性は身体の内側から整えて解消しよう

冷え性の原因には、代謝や血行の不良、冷たい食べ物・飲み物の過剰摂取などが挙げれます。身体の内側から改善するためには、血液を送り出す役割を持っている筋肉を増やすための運動が効果的です。また、自律神経の乱れも血行不良や代謝の低下をもたらすため、こちらも一緒に見直したいポイントといえるでしょう。

BME整体院では、自律神経を整えることに特化した施術を行っております。冷えの改善にとって重要な正しい呼吸法や姿勢のアドバイスをいたします。また、お腹を細かく触診しバランスを整えることで、自律神経の乱れからくる冷えを改善させてまいりますので、冷え性にお悩みの方はお気軽にご相談ください。