コラム
2023年11月01日

毎日体が重いのはなぜ?不調のサインや改善方法などについて詳しく解説


朝起きたときに「体が重い…」と感じた経験はありませんか?体が重いように感じる場合、そこには何らかの不調のサインが隠されており、見逃さずに対処するべきです。今回は、体が重いと感じる原因と対処方法について解説していきますので、お悩みの方はぜひ最後まで読んでみてください。

体が重いときはサインを見逃さないようにしよう

体が重く感じる場合、肉体的・精神的に疲弊しているのかもしれません。たとえば、現在抱えている仕事が自分の限界を超えているような場合、回復のための休息が必要だと体が訴えてきます。これは痛みや発熱などと同じもので、人間が健康状態を保つための重要なサインです。

もし体が重く感じたなら、その警告を無視せずに原因を探し、適切な行動を取る必要があります。特に何かに打ち込んでいるようなときは、疲れている自覚がない場合もあります。体からのサインに耳を傾け、限界を超えないよう意識することが大切です。

体が重い主な原因4つ

体が重く感じる原因には、主に以下の4つがあります。

● 寝不足
● 貧血
● 心の病気
● その他の病気

上記4つの原因について、ここから詳しく解説していきます。

寝不足

寝不足や過労は体や心の健康に大きな影響を与えます。睡眠時間はおおよそ7~8時間が望ましいとされており、あまり眠れない日々が続くと集中力の低下や食欲不振などの症状が現れてくるようになります。

また、休息の時間が十分に確保できないようなハードワークにも注意が必要です。ストレスの多い状態や頭を休められない状態が長く続くと疲労が溜まり、倦怠感を覚えやすくなります。

貧血

貧血とは、血液中の赤血球の量と質が低下する状態のことを指します。貧血になると、軽い動作をするだけでも疲れてしまい、息切れや頭痛などの症状が出るようになります。また、貧血の中でも一番多いのが鉄欠乏性貧血で、これは月経のある女性に多い症状です。

心の病気

心の病気の反応として体の重さを感じている可能性もあります。たとえばうつ病の場合、倦怠感や肩・首のこりのほか、頭が重いという症状が出ることも珍しくありません。また、心の不調としても意欲や興味の減退、仕事能力の低下などがあり、それが体の重さにつながっているかもしれません。

その他の病気

上記3つ以外のものが原因で体の重さが出てくることがあります。たとえば、以下のような病気にかかると体が重く感じられるようになります。

● 更年期障害
● 甲状腺系の病気
● 慢性腎臓炎
● 心不全

生活習慣を正してみても症状が変わらない場合、何らかの病気が隠れている可能性も考えられるため、気になる方はかかりつけの病院を受診するようにしましょう。

体が重いときの改善方法3つ

体が重いときに自宅で試せる改善方法もあります。ここからは、以下に挙げる3つの方法について詳しく解説していきます。

● 睡眠
● 食事
● サプリメント・漢方薬

睡眠

睡眠は、肉体疲労はもちろん精神的な疲労を回復させる場合にも欠かせない要素です。睡眠時間を十分に確保するだけでなく、睡眠の質の改善にも取り組みましょう。疲労を取り除くために気をつけたい睡眠のポイントは以下のとおりです。

● 寝る前にブルーライトを浴びない
● 寝室を暗くする
● ぬるめのお風呂に入ってから寝る
● 体を締め付けない服装で寝る

食事

バランスの良い食事を取ることも重要で、具体的に以下のような栄養素を摂取するのがおすすめです。

● イミダペプチド(鶏胸肉、マグロやカツオの尾びれなど)
● クエン酸(柑橘類、梅干し、酢など)
● ビタミンB1(豚肉、うなぎ、玄米など)
● ビタミンB2(レバー、納豆、卵など)
● ビタミンB6(マグロ、カツオなど)

上記の栄養素をすべて取り入れるのは難しいので、無理のない範囲で少しずつ摂取するようにしてください。

サプリメント・漢方薬

栄養は食事から取るのが一番ですが、補助的な役割としてサプリメントも活用できます。疲労に有効なサプリメントとして、主に以下の6つが挙げられます。

● ビタミンB1
● オルニチン
● パントテン酸
● L-カルニチン
● αリポ酸
● コエンザイムQ10
● 鉄分

特にオルニチンは疲労回復の点で重要な肝機能にアプローチするため、積極的に取り入れたいサプリメントのひとつです。また、漢方では胃腸が弱り、食事の栄養素をエネルギーに変えられないときに疲れやすくなると考えられています。そのため、胃腸を整える効果のある漢方薬を使うのもひとつの手です。

自律神経の乱れによって体が重く感じることがある

自律神経の乱れによって体が重く感じることも少なくありません。自律神経には、日中に活動するモードとリラックスするモードを切り替える役割があります。自律神経が乱れると、休むべきときも体の興奮が収まらず、この結果疲労が溜まることとなります。疲労は自律神経をさらに乱す原因となるため、悪循環に陥ってしまうかもしれません。

自律神経が乱れると、疲労感だけでなくさまざまな不快な症状が現れるようになります。この自律神経の乱れは、先ほどご紹介した食事・睡眠の双方を十分に取ることで少しずつ改善されていくようになるため、自分のライフスタイルなどに合わせて適切な行動を取るようにしてください。

体が重くなる原因を知り、具体的な対策を考えて実践しよう

体が重く感じる原因として、主に貧血をはじめとする体の病気のほか、うつ病などの精神疾患が挙げられます。また、自律神経の乱れによって体が重く感じることも多く、睡眠や食事などを見直すだけで改善される場合もあります。疲労感は、限界を超えないために体が訴えるサインでもあるので、無理をせずきちんと体を休ませるようにしてください。

BME整体院では、自律神経のバランスを整えることに特化した施術を行っております。頭と顔に軽く刺激を与えてセロトニンホルモンの分泌を促し、普段緊張が続いている体をリラックス状態へと導きます。体に関するご相談も随時受け付けておりますので、お困りの方は一度ご連絡ください。